カスタム項目で会社独自の項目を管理する
できること
カスタム項目は、台帳の標準の項目に無い、会社独自の項目です。「資格手当」「制服サイズ」「通勤手段」「社内資格」のような項目を会社ごとに作り、従業員一人ひとりの値を記録できます。有効な項目は1社あたり50個まで作れます。
作った項目は、標準の項目と同じように台帳の各画面で使えます。
- 台帳の一覧で列として表示し、キーワード検索・絞り込み・並べ替え・CSVのダウンロードに使えます。
- 従業員の詳細画面・新規登録の画面・簡単新規登録で値を入力できます。
- 一括登録(CSV / Excel)の取込ひな形に列として入り、ファイルから値を取り込めます。
- 従業員本人は、自分のプロフィール画面で自分の値を確認できます。項目ごとに「本人も編集できる」にすると、本人が書き換えることもできます(有料プラン)。
- AIチャット(有料プラン)でも、台帳と同じ権限で値を調べたり更新したりできます。
項目の型は次の7種類から選びます。型は作った後に変えられません。
- 1行:改行の無い短い文字(2,000字まで)
- 複数行:改行を含む文章(2,000字まで)
- 数値:「5000」「1,200」のような数
- 日付:「2026-04-01」「2026/4/1」「2026年4月1日」のような日付
- 1つ選ぶ:決めた選択肢から1つ選ぶ
- 複数選ぶ:決めた選択肢からいくつでも選ぶ
- はい・いいえ:どちらかを選ぶ
使いどころの例
- 「資格手当」を数値で作り、一覧で金額の大きい順に並べ替える。
- 「制服サイズ」を「1つ選ぶ」で作り、サイズごとに絞り込んで発注数を数える。
- 取引先から受け取った従業員名簿に台帳に無い列があったとき、その列をそのまま項目として作って取り込む。
手順
項目を追加する
- 設定の「従業員の登録項目」(従業員台帳のメニューでは「設定・取込」→「登録項目設定」)を開きます。
- 区分のタブの末尾にある「カスタム項目」タブを開きます。有効な項目の数が「有効 3 / 50」のように表示されます。
- 「項目を追加」を押し、項目名・型を入れます。「1つ選ぶ」「複数選ぶ」のときは、選択肢を1行に1つずつ入れます。
- 「保存」を押すと項目がその場で作られます(入力中にEnterキーを押しても保存されません)。作った項目は最初から「台帳で使う」がオンになっています。
台帳での使い方を決める
- 項目の行で「台帳で使う」「新規登録に出す」「必須」「一覧に出す」を切り替えます。意味は標準の項目の区分タブにある「管理」「新規登録」「必須」と同じです(下の「設定できる項目」を参照)。
- 切り替えたら、画面上部の「保存する」を押して確定します。項目の追加・編集・無効化はその場で保存されますが、この4つの切り替えは「保存する」を押すまで確定しません。
項目を直す・やめる
- 項目名や選択肢を直すときは、行の「編集」を押します。選択肢の名前を変えるときは、編集画面の「選択肢の名前を変える」で変える選択肢と新しい名前を選び、「名前を変える」を押します。その選択肢を選んでいる人の値も一緒に新しい名前に変わります。
- 使わなくなった項目は、行の「無効にする」を押します。台帳・プロフィール・取込・チャットに出なくなりますが、入っていた値は残ります。無効にした項目は画面下の「無効にした項目」に並び、「戻す」で元に戻せます。
- 値ごと消したいときは、無効にした項目の「完全に削除」を押します。確認のうえ、全員分の値が消えます。「従業員履歴」の画面に残っていたその項目の変更前・変更後の値も消えます。元には戻せません。
本人も編集できるようにする
- 行の「本人編集」の切り替えを「人事のみ」から「本人も編集」にします。確認が出るので、内容を読んで「オンにする」を押します。本人はプロフィール画面の「カスタム項目」で「編集」を押し、値を直して「保存」を押します。
- 病歴・障害などの要配慮個人情報を入れる項目は、本人編集をオンにしないでください。 そうした情報は人事だけが編集する運用にしてください。
一括登録で台帳に無い列があるとき
一括登録の画面でファイルを選んで「プレビューを表示」を押すと、台帳のどの項目にも当たらない列が「台帳に無い列があります」の欄に並びます。列ごとに次のどれかを選び、「この内容でプレビューを更新」を押してから投入します。
- カスタム項目として作る:その列を新しい項目として作ります。項目名は見出し、型と選択肢は列の値から推定したものが入っているので、確認して必要なら直します。値がすべて数字なら「数値」、すべて日付なら「日付」、同じ値が繰り返し出てくる列なら「1つ選ぶ」のように推定します(「複数選ぶ」は推定しません。必要なら型を選び直してください)。
- 既存の項目に対応づける:見出しの表記が違うだけで、同じ内容の項目がすでにあるとき(例:「所属部門」→ 部署)に選びます。対応先は作成済みのカスタム項目と、取り込める標準の項目から選べます。
- 取り込まない:その列は読み飛ばします。
値の入っている列を選ばずに残すと、投入できません。作った項目は、次回からは同じ見出しの列に自動で当たります。
AIチャットで台帳に無い見出しがあるとき
チャットに従業員の表を貼り付けたり、ファイルを添付したりして登録・更新を頼んだとき、台帳に無い見出しがあると、承認カードに見出しごとに「カスタム項目として作って登録する(更新する)」「この列は取り込まない」の2択が出ます。推定した型と選択肢もカードに表示されます。どちらかを選ぶまで承認できず、選ばれていない見出しがあると1行も登録・更新しません。値が1つも入っていない列は、項目を作らずに読み飛ばします。
作成済みのカスタム項目は、「山田さんの資格手当を5000にして」のように項目名で頼めば更新できます。承認カードに「今の値 → 新しい値」が表示されます。
設定できる項目
- 項目名:100字まで。有効な項目どうしで同じ名前は使えません。「部署」「入社日」など標準の項目と同じ名前も使えません。
- 型:上の7種類。作るときだけ選べます。
- 選択肢:「1つ選ぶ」「複数選ぶ」のときだけ。1行に1つ、1件200字まで。
- 台帳で使う:オンにすると、詳細画面・新規登録の画面・台帳の一覧の「列」メニュー・台帳エクスポート・取込ひな形に出ます。
- 新規登録に出す:オンにすると、簡単新規登録の「他の項目を追加」から入力できます。
- 必須:オンにすると、新規登録で空のまま保存できなくなります。必須にした項目は簡単新規登録にも必ず出ます。
- 一覧に出す:オンにすると、台帳の一覧に最初から列として表示されます。オフでも、「台帳で使う」がオンなら、各自が一覧の「列」メニューの「カスタム項目」から表示できます。
- 本人編集:「本人も編集」にすると、本人がプロフィール画面から値を書き換えられます(有料プラン)。
台帳の一覧では、「カスタム項目で絞り込む」から項目を選んで条件を足せます。条件は型で決まります(「1つ選ぶ」「複数選ぶ」は選択肢から選ぶ、「はい・いいえ」はどちらか、「1行」「複数行」は含む文字、「数値」「日付」は下限〜上限)。条件は「保存リスト」にも含まれます。
誰ができるか
- 値を見られる人:オーナー・管理者・人事担当と、本人だけです。部署長や一般の社員には、他の人の値は表示されません。部署長の台帳の一覧には、カスタム項目の列・絞り込みが出ず、キーワード検索もカスタム項目の値には当たりません。AIチャットでも同じです。
- 値を入力・変更できる人:オーナー・管理者・人事担当です。本人は、「本人も編集」にした項目の自分の値だけを変更できます(有料プラン)。
- 項目を追加・編集・無効化できる人:登録項目設定の画面を開けるオーナー・管理者です。人事担当は、一括登録やAIチャットで取り込むときに、台帳に無い列から新しい項目を作れます。
- 本人編集の切り替えと完全に削除ができる人:オーナー・管理者だけです。
制限
- 有効なカスタム項目は1社50個までです。無効にした項目は数えません。
- 型は作った後に変えられません。変えたいときは、その項目を無効にしてから新しく作り直してください。
- 使われている選択肢は削除できません。先にその選択肢を選んでいる人の値を別の選択肢に変えてから、削除してください。
- 無効にした項目の値は残りますが、どの画面にも表示されません。
- 完全に削除すると、全員分の値と、従業員履歴に残っていたその項目の値が消えて元に戻せません。
- 本人による編集は有料プランの機能です。無料プランの会社では、本人はプロフィール画面で自分の値を見るだけです。
- 有効な項目の項目名は、社員本人のプロフィール画面にも並びます(表示されるのは本人の値だけです)。項目名そのものに、特定の人が分かる内容を書かないでください。
- 一覧の並べ替えは、「複数選ぶ」と「複数行」の項目ではできません。
- 「はい・いいえ」の絞り込みで「いいえ」を選ぶと、「いいえ」が入っている人だけが当たります。未入力の人は含みません。
- 一括登録の更新モードでは、ファイルにある項目の列が空欄だと、その人の値が消えます。ファイルに列が無い項目は変わりません。一方、AIチャットの一括更新では、空のセルは「変更しない」扱いです。チャットで値を消したいときは「山田さんの資格手当を消して」のように頼んでください。
- 「複数選ぶ」の値をファイルに書くときは、「、」「,」「/」「;」か改行で区切ります。全角・半角の違いは吸収します。「はい・いいえ」は「はい / いいえ」「○ / ×」「有 / 無」「あり / なし」なども読み取れます。
- AIチャットの承認カードでは、推定された型は変えられません。型を変えたいときは、先に登録項目設定で項目を作ってから頼み直すか、一括登録の画面から取り込んでください。
- AIチャットで登録項目の設定を変える依頼では、カスタム項目を「台帳で使う」などに足したり外したりはできません(すでにある設定が消えることはありません)。登録項目設定の画面で操作してください。
うまくいかないとき
- 「項目を追加」が押せない:有効な項目が50個に達しています。使わない項目を「無効にする」と枠が空きます。
- 「標準の項目と同じ名前のため使えません」と出る:その名前は標準の項目(またはその別名)と重なっています。別の名前にしてください。標準の項目で足りる場合は、一括登録では「既存の項目に対応づける」を選んでください。
- 「◯◯は既にあります」「同じ名前の項目がすでにあります」と出る:有効な項目に同じ名前があります。無効にした項目を「戻す」ときも、同じ名前の有効な項目があると戻せません。名前を変えてから戻してください。
- 「選択肢「◯◯」は◯人の値で使われています」と出る:その選択肢を選んでいる人がいるため削除できません。先にその人たちの値を別の選択肢に変えてから、削除してください。
- 「型は作成後に変えられません」と出る:型は変えられません。無効にして作り直してください。
- 登録項目設定の画面が開けない(台帳に戻される):この画面はオーナー・管理者だけが開けます。人事担当の方は、管理者に項目の追加を依頼するか、一括登録で台帳に無い列から作ってください。
- 取込やチャットで作った項目が「台帳で使う」から外れている:登録項目設定の画面を開いたまま、別の画面やチャットで項目を作り、そのあと登録項目設定で「保存する」を押すと、画面を開いた時点の内容で保存されるため外れます。画面を読み直してから「台帳で使う」をオンにして保存してください。
- 一括登録で「値の入った知らない列が ◯ 列あります」と出て投入できない:「台帳に無い列があります」の欄で、値の入った列すべてに「作る / 対応づける / 取り込まない」を選び、「この内容でプレビューを更新」を押してください。
- 一括登録で「列の選び方を変えました」と出て投入できない:選び方を変えた後は、「この内容でプレビューを更新」を押してから投入してください。
- 一括登録で「カスタム項目の値は人事の担当者だけが取り込めます」と出る:カスタム項目を作る・取り込むのは人事の権限を持つ人だけです。標準の項目に対応づけるか、「取り込まない」を選んでください。
- 一括登録で「値「◯◯」は選択肢にありません」と出る:その行の値が選択肢に無いため、その行はエラーになります。登録項目設定で選択肢を足すか、ファイルの値を選択肢に合わせてください。
- 部署長が一覧でカスタム項目を見られない:仕様です。カスタム項目の値は人事と本人だけが見られます。
- 本人がプロフィール画面でカスタム項目を編集できない:その項目が「本人も編集」になっているか、会社が有料プランかを確認してください。「本人も編集」にしていない項目は、本人には表示だけされます。
- AIチャットで「カスタム項目の値は人事の担当者だけが変更できます」と出る:チャットでも台帳と同じ権限で動きます。人事の権限を持つ人が頼んでください。
